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分卷阅读192 (第2/3页)
ねる毎に時間が伸びている気がする。「おい、晴明!最近のお前の腑抜け具合はどうにかならないのか!」「……そう言われてもな」「仕事の最中でも気を抜いたようにぼんやりしやがって。そんな様子じゃ、いつか鬼に食われるぞ」「そのような失態をするわけがないだろう。……だが、忠告感謝する」不機嫌そうな博雅に言われた事には覚えがあった。前までは都の為に尽力を尽くす事だけを天命にして動いていたというのに、今では夜を待つ事ばかりを気にしている節があった。黒清明の事も忘れかけ、偶然見つけた大天狗の羽根で博雅が騒いでいようと、それが何なのか一瞬思い出せないくらいである。原因と言えば、妖琴師と過ごす夜しか思い付かず、もう桜の木に行くのはやめようと心に決める。だと言うのに、何故自分は今ここにいるのか。気づいたらいつものように桜の木の下に来ており、目の前には琴を構える妖琴師の姿があった。我に返ったのなら踵を返すべきだろう。そう思い、足を動かせば不機嫌そうな声が引き止める。「何処へ行くつもりだ」前までは「早く去れ」と言っていた口が言う言葉には到底思えない。「明日は早いのでな。今日は早々に退散するつもりだ」「ほう。ここまで来ておいて今更そう言うのか」「元々来るつもりがなかった。何故今ここに自分がいるのかも不思議だ」素直にそう言えば、妖琴師は目を細めて笑う。「ならば、早く去るが良い。囀る虫に聴かせる音はここにはない」「手厳しいな。では、そうしよう。……あぁ、お前には申し訳ないが、暫くはここには来ないつもりだ」有言実行をもとにキッパリ宣言すれば、彼は何故かおかしそうに笑う。「いいや、君は来るさ。私が頼まずとも、君は来るだろう。明日の君は黙ってそこに佇み、自分の愚かさに嘆く事になる」「……」「どう
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